私たちは普段なにげなく縦型信号機を見慣れていて疑問に思わない
そこには雪国ならではの理由がありました。
では雪国は最初から信号機はすべて縦型だったのかというとそうで
昭和60年代頃より、
どうして縦型に変わってきたのか?
その理由は雪国ならではの事なんですが、ご存知でしょうか?
縦型に変わった理由は、信号機への積雪面積です。
こちらの写真をご覧ください。
信号機のランプにそれぞれツバと呼ばれる傘がついていますね。このように雪が降るとここに雪が積もります。
次にこちらの写真を見てください。
横型の信号機は、ツバが横に三つ並んでいますので3箇所それぞれに雪が積もります。
3箇所に積もった雪は一体化してしまい、
縦型信号機の場合ですと、
それではもうひとつ質問です。
信号機の色を順番に正しく言えますか?
上の写真をモノクロにしたのはこれが理由です。真ん中の色は大体の人が答えられると思いますがそれ以外の色分かりますか?
答えは、
こちら
横型は左から青・黄・赤
縦型は上から赤・黄・青です。
これにもちゃんとした理由があるのです。
横型の場合
日本の道路は左側通行なので信号機は進行方向の向かって右側の道路脇や歩道に建てられています。そして場所によっては信号と同じ並びに大きな看板や街路樹などの木も生えていたりすることもありその看板や木の枝や葉などによって信号が隠れる恐れがあります。信号機で一番見えなくてはいけないのは「赤」です。障害物によって信号が隠れた場合でも一番大切な注意喚起の意味がある赤だけは見えるようにこの順番にしてあります。
縦型の場合
これも横型と大体同じ理由で、普通車の前を大型トラックなどが走っていると前が見づらくなります。そんなときでも重要な赤だけはなるべく見えるように一番上に配置しているのです。