タイヤの表示の謎
①タイヤの幅 | ④リム径 |
②扁平率 | ⑤ロードインデックス |
③ラジアル | ⑥スピード記号 |
①タイヤ幅
まず、245はタイヤの幅を表しています。つまり、245㎜のタイヤであるという意味です。ちなみにここで言うところのタイヤ幅は、タイヤの最大幅のことであり、地面に接着している部分のみの幅ではありません。
②偏平率
つぎに45ですが、これは偏平率を表しています。偏平率とはタイヤの断面幅に対する断面高さの比率をいいます。ちなみに偏平率をさげることを「インチアップ」といいます。
③ラジアル
Rはタイヤの内部構造のラジアルを表しています。ラジアルタイヤとは、タイヤ内部の繊維構造が進行方向に対して「直角」に編み込まれているタイヤのことをいいます。走行性能に優れており、現在市販されている車はラジアルタイヤが使用されています。
④リム径
18は「リム径」を表している数字です。そもそもリムとはホイールの一部のことで、タイヤとホイールが組み合わされている箇所のことをいいます。つまりこの18とは、そのタイヤに使用できるリム径を示しており、タイヤの内径部分のサイズでもあります。ちなみに単位はインチで表示されているため、この場合は18インチ(1インチは25.4㎜)です。
⑤ロードインデックス
100はロードインデックスといい、タイヤ1本が支える事ができる最大負荷能力を示す数値の事です。ロードインデックスが低いタイヤは損傷しやすいため、ロードインデックスの数値はタイヤ選びの一つの目安になります。ちなみに、ロードインデックス100とは、最大負荷能力800キロに相当します。
⑥スピード記号
そして最後のWはスピード記号(スピードレンジ)を表しています。これは、そのタイヤが走行できる「最高速度」を記号で示しており、Wの場合は時速270キロまで走行可能という性能を表しています。もちろん、こんなスピードで公道を走る事はできませんが、タイヤの性能を図る上では参考となる記号です。
これはタイヤがいつ製造されたのかが表示されています。

2000年以降の製造番号では、下4桁(例0117)の数字で製造年週を示しています。
最初の2桁の数字01は週(1週)を、最後の2桁の数字17は年(2017年)を意味します。
1999年以前の製造番号では、下3桁(例159)の数字で製造年週を示しています。
最初の2桁の数字15は週(15週)を、最後の1桁の数字9は年(1999年)を意味します。