<前編のつづき>
もう一つヌメアで外せないオススメスポットがあります。それは「ココティエ広場」と言うヌメアの中心にある公園です。
この公園の周りにはお土産屋さんや食べ物屋さんやレストランなど全てが揃っておりまさに街の中心地です。
ここは本当に気持ちいいですよー。
地元の人たちがとても多くいるのですがみんな昼間から昼寝しててみんな仕事してないのかなー?って心配しちゃうほど(笑)でもここに行けば昼寝したくなる気持ちがよくわかる。日中の日差しは強く暑くても木陰に入るとすごく涼しい。風なんかさわやかに吹かれた日にゃ居眠りしちゃうのも頷ける。
そんな空気がこの辺りを包んでいます。
ベンチに座りながら公園のそばで買ったジェラートを食べながら周りの人達や景色を見ているだけで何時間も時間が経ってしまう。
その時間がまた心地よい。
これも離島とまた違ったストレスフリーな時間なのかもしれない。
こんな気持ちが自由な暮らし日本であったかなぁ?って考えてしまう。
自由と言えばバス。
私達もこんな自由な空気に触れていたら冒険したくなり地元のバスに乗ってみることに。
乗り方はいたって簡単、バス停でバスを待ち来たら運転手からチケットを購入、降りたいところで降車ボタンを押し降りるだけ。
今となってはこんな感じで簡単と思えるが当時はドキドキもん。
まさに大冒険。
言葉も通じない相手になんて言おうとか、
どうやって乗るのか?降りるのか?など色々考えながらバス停でバスを待つが待てど待てど全然バスが来ない。
ここバス停だよな?
とか思いながら真っ白なバス停をみてみる。
時刻表は?と思いそれらしい物を探してみるけど時刻表はなし。
あるのは時刻表だったであろうと思える物が真っ白なスプレーで塗りつぶされているだけ。
心配。
かれこれ1時間くらい待ったかなって頃ようやくバス到着。
やっときたー!
後から知ったことなんですがこっちのバスは時間があっても時間通りに来ることはなく来たら乗って来なければただ待つ、これが当たり前なんだとか。時間に追われている人はこの国にはいないのでこれで良いそうです。
なのでバスを待っていた人も友達とのおしゃべりに夢中になりすぎて来たバスに乗り損ねるなんて事はザラだそうです(笑)
自由すぎる。
そんなストレスフリーな生活も後わずか。
帰国を明日に控えたこの日はこの旅行最大の目玉。
ツアー日程を1日延長してでも行きたかった「天国に一番近い島」と言われる
『ウベア島』です。
映画「天国に一番近い島」で一躍有名になりましたね。
ウベア島は本島から国内線飛行機で約1時間で行けます。
ニューカレドニアの離島と言えば「イルデパン」が圧倒的に人気ですが私達は敢えてこの島を選びました。
なんてったって天国に一番近い島ですから。
この日のウベア島は快晴。
このウベア島の海は綺麗だと思っていた離島のメトル島をはるかに凌ぐ綺麗さ。これはもう日本の海には入れませんな(笑)
私達はこのウベア島の日帰りツアーで来ましたので他にも日本人のお客さんと一緒に色々な観光スポットに案内されました。
中でも一番のお気に入りはムリビーチと言う場所です。
ここ来たとき自然と天国に一番近いって言われる意味が分かりました。
綺麗過ぎてなんて表現したらいいのか分からないそれほどの美しさがそこにありました。
でも私は考えたあげくに出した答えが「まるでバスクリンを入れた風呂みたいだ」でした。
う~ん、自分の表現力の乏しさが悲しい。
このムリビーチにはビーチとビーチを繋ぐような形で橋が架かっておりムリの橋と呼ばれています。
よく悩んでいるときや辛いときに海へ行って眺めているとそう言った悩みや辛さがちっぽけに思えて心が軽くなるなんて事をいいますよね、この橋の上から眺める海は今までの辛いことや苦しかったこと、悩みや心配事などマイナスな事が全て吹っ飛んでしまう程の圧倒的存在感です。
しかもこんなに素晴らしいビーチなのに人がほとんど居ないんですよ。
ツアー客だけの貸し切り状態。日本ではまずあり得ませんね。
こんな海に死ぬまでに来れたこの幸せさを本当に感謝しました。
1日このウベア島の素晴らしいツアーポイントを楽しんだ後は本島へ戻りホテルで明日の帰国の準備です。
この時間は本当に寂しかったです。帰りたくない~!ってずっと言ってましたね。
ニューカレドニアには
「なにもないが ここにある」
と言います。
今思うとすごく深いなぁって考えさせられます。
自由すぎる環境、心地よい気候、のんびりした空気に包まれた雰囲気、気さくな現地の人達、豊かな自然に恵まれた大地と海、この全てがある国。
日本では感じることが出来なかった気持ちをわずか8日間でいくつも感じさせてくれた国。
ニューカレドニア。
『すべてを忘れる島 すべてを満たす島』
ニューカレドニアのキャッチフレーズです。
私の胸の奥底からある一つの想いが強く熱くこみ上げて来るのが分かりました。
「こんな所に住みたい!」
嫁も同じ気持ちだったそうです。
ニューカレドニアからの帰国後、私達は一つの決断をしました。
将来海外移住しよう、そのために言語を学ぼう。
「語学留学しよう!」
私の気持ちはニューカレドニア旅行で固まりました。
嫁の心の中にも過去に海外へ行きたかったが行かなかった後悔の気持ちがくすぶっておりそれが今回のニューカレドニア旅行で一気に再燃したようでした。
「海外への憧れ」が憧れで終わらせたくないと言う気持ちに変わったのです。
まさにニューカレドニアは私達に取ってターニングポイントとなりました。
ここから本格的に私達のオーストラリア計画が動き出します。
次回のブログでは、新婚旅行後に思う海外へのイメージなどをお届けします。